政治を初めて意識したのは大学時代です。私はアメリカのミシガン大学に留学しました。アメリカには5年間いました。当時、ミシガン大学は大学生と大学院生合わせて37,000人くらいいました。それを代表する生徒会長をつとめました。ミシガン大学には北キャンパスと南キャンパスがありました。それを結ぶバスがあったのですが、運行本数を増やして欲しいとの声がありました。学長をはじめとする大学執行部を説得して実現しました。こうしてキャンパスの課題に生徒を代表して取り組むことにやりがいを感じました。
アメリカで気づいたことがあります。大学では年齢の離れた年上の生徒も結構いたのです。同じクラスでは中華料理屋を経営していた方など、大学に入り直して新たなキャリアを始めようという人がたくさんいたのです。アメリカにはいくつになっても人生をやり直すリカレント教育が充実している、再チャレンジできる社会だと感じました。日本では就職する際に年齢制限があります。年齢によって採用に応募することさえできないのです。日本もいつでも何度でも再チャレンジできる社会にしたいと思いました。
更に政治を意識したのは、日本に帰って派遣社員として働いた時です。消えた年金問題が話題になったとき、年金の突合業務に従事していました。当時の収入は手取りで13万円くらいで生活はギリギリでした。私の同世代の同僚が多かったのですが、結婚している人は少なかったです。日本社会の格差の拡大を実感しました。格差是正を訴え、非正規の人も希望すれば正社員になれ、安定した収入が得られ、結婚して子供も持てるようにする、立憲民主党のビジョンに共感します。
私は、大牧小学校、東浦和中学校卒業の地元出身です。地元で消防団を8年間、浦和東交通安全協会の活動を10年以上する中、地元に対する愛着が深まりました。地元さいたま市に少しでも貢献するために政治家を志しました。
堤ひでき